こんばんは。
HIROです。
はじめに
前回では、「せどりのメリット・デメリット」についてご説明しました。
今回は、せどりの種類について書いていこうと思ったのですが、その前に今回は「せどりと業者仕入れ」、次回は「せどりと中国輸入」について触れておこうと思います。
業者仕入れや中国輸入等、これらをおススメしている情報発信者も多い為、読者の皆様も興味を引かれているのではないでしょうか?
電脳せどりを約1年半やってきた経験と業界の方から聞いたお話を元に書いていきたいと思います。
業者仕入れとは
業者仕入れとは、国内のメーカや問屋から仕入れて、一般消費者に販売する物販形態を言います。
家電量販店等、通常の小売店と同じ物販形態です。
むしろ、世間の物販はこの物販形態が大半で、せどりが少数なわけです。
せどりをやっていると、ある程度の月商まで行くと辛くなってくる為、次のステップとして業者仕入れを検討する人も多いですし、実際に業者仕入れに転向する人もいます。
また、情報発信者の中には、業者仕入れのコンサルをしている人もいます。
私も一時期、真剣に検討したことがあります。
業者仕入れのメリット
業者仕入れのメリットとしては、以下の点が挙げられます。
①1種類の商品を1度で大量に仕入れることが出来る(100個~)為、商品管理や仕入れ、納品等が楽(大量に仕入れるという性質上、高回転低利益の商品が仕入れの主軸となってくる)。
②仕入れ価格の変動が少ない為、頻繁にSKU(商品の管理番号)を作り直す必要が無い
③メーカーや問屋からの仕入れであるため、せどりに比べてアカウント削除や停止のリスクが低い
④月商300万円以上からは、せどりよりも業者仕入れの方が楽。月商1000万円以上を目指すのであれば、業者仕入れは必須になってくる。
以上より、物販のみで専業を目指すのであれば、月商アップや安定性、リスク回避の観点から、業者仕入れを行うべきだとも言えるでしょう。
業者仕入れのデメリット
しかし、業者仕入れには、以下のような大きいデメリットがある為、そもそもAmazon物販のみで専業を目指すこと自体、おススメ致しません。
①業者仕入れは、現金前払いが原則となってくるので、月商1000万円を目指すのであれば、最低でも1000~1200万円以上の現金が必要となる。そのため、金融機関からの多額の融資が必要となる(つまり、借金)。
②せどりに比べて利益率が低い(全体で利益率10~12%)
③商品の販売数が膨大になるので、自宅以外の事務所の賃料、光熱費、通信費等が別途発生する。さらに、人手も必要になるため、外注費や労働賃金等の人件費負担も出てくる。したがって、最終的な利益率は10%未満になる可能性が大きい。
④せどりであれ、業者仕入れであれ、結局はAmazonや楽天市場、ヤフーショッピング等に依存しているプラットフォームビジネスであるため、規約変更、アカウント削除・停止等により大きな影響を受ける。仮に、アカウント削除や停止になった場合、1000万円分の大量の在庫をどうするのか?
⑤1種類の商品を1度で大量(100個~)に仕入れることが必要となってくるため、せどりや業者仕入れの競合相手が現れたり、Amazonが販売し始めた場合において、損切りになったときの赤字も膨大になる。
⑥メーカーからの仕入れ、問屋からの仕入れと一口に言っても、具体的条件により仕入れ値は様々である。特に、問屋の場合、1次卸、2次卸、3次卸とかまである。また、1次卸からの仕入れであっても、最安値での仕入れができているという保証はない。
⑦業者仕入れにおいて、利益率の高い旨味のある商品は莫大な資金を持っている量販店が独占し、資金力で乏しい中小零細業者には利益率の高い旨みのある商品が回ってくることは特別なルート等がある場合以外は少ない。つまり、資金力の乏しい我々が参入してみたところで勝負は見えている、
最後に
以上が、業者仕入れのメリットとデメリットですが、皆様はこれらを見てどのように判断されるでしょうか?
私の場合、メリットよりもデメリットの方が遥かに上回るという判断に至ったので、現在でも電脳せどりを続けているわけですね。
最近は、「せどりから業者仕入れに転向すべき」と発信している情報発信者も多く見受けられますが、皆様も一度立ち止まってよく考えてみた方が宜しいのではないでしょうか?
業者仕入れが本当に儲かるならば、なぜ頻繁にコンサルの募集をしているのでしょうか?
多額の資金を回しても、利益率が低く割に合わないから、仕入れがなく利益率の高いコンサルを募集しているのではないでしょうか。
次回は、「せどりと中国輸入」について書いていきたいと思います。
では、今回はこの辺で!
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